#5 写真で食っていきたい 中編

#4 前編を読んでいない方はこちらから

とそんなこんなで 独立したわけですが “個人事業主” “独立” なんかかっこよく聞こえるでしょ。


でもこのコロナ?感染症?パンデミック?緊急事態宣言?なにそれ? 自宅に缶詰め、の状態で写真を撮影できるようなイベントは目減りし、稼ぎについても、なかなか辞めさせてもらえなかった会社の5分の1近くまで順調に減少し瀕死の状態です。。。期を誤ったか、笑

とか、文句垂れても仕方ないので本題に戻ります。

ではなぜ 私は、写真家として ましてや スポーツ写真家として食っていきたい! と思い独立まで決断したのかについてこの中編では語らいたいと思います。

お付き合いください。

canon eos 7d / eos 7d markⅡ

独立を決断した理由は簡単なものでした。

◯今の収入を捨ててもチャレンジしたい。
そう思わせてくれた存在が、まさか昔から触れてきた

写真だった。


ただそれだけなんです。

しかし、建築写真やライブ写真、商用写真をアマチュアながら撮影してきたわけですが、なぜスポーツ写真家として食べていきたいと思い立ったのか。

実はそのキッカケは “撮れなかったこと”

そう。
その撮れなかったキッカケをくれたのがスポーツ写真だったんです。

友人から『岐阜にプロバスケチームができて、かっこいい選手がいるから撮って欲しい!』と言われ、若干めんどくさいなぁ、と思いながらも足を運びました。

2019年4月14日(日) のこと

岐阜県初のプロバスケットボールチーム、岐阜スゥープス の試合を観戦しに行きました。

まぁ、もちろん何がなんだか、選手も知らない。バスケもスラムダンクの中の世界しか知らない。

とりあえずは友人がおすすめしてくれた背番号8番の田中選手だけを追いかけて撮影することに。

カメラを向けるが、、、 ゴール下あたりの最前列の席から見るバスケの動きは、近い、早い、そして撮影環境もカメラからすると体育館の中は明るいようで暗い。

つまり、うまく撮れなかったわけです。笑

#8 岐阜スゥープス田中昌寛 選手
今思うと、彼を追うのに必死でこんな画角。笑

と、まぁピントもふんわり。画角もなんのこっちゃね。の仕上がりです。笑

まぁとにかくこれがもう悔しくって悔しくって。

撮れない、とその日はカメラを置いて普通に観戦することにしました。笑

改めてバスケの試合を見るなんてことが生まれて初めての経験。前述したとおりスラムダンクの世界観しか知らないもので、前半後半20分ずつでないことやら、ファールや反則の意味もわからない、どうやって楽しんだらいいのよ。

くらいの気持ちでいたんですが、耳を澄ますとプロバスケの試合にはアリーナMCたる役割の方がみえまして、試合の状況やファールの内容やら意味、選手交代の際には背番号や選手名を読み上げてくれたり、更にはゲームの状況に応じてファンを煽ってくれたり、と うまく説明できないんですが、とにかく スゴイ!(語彙力皆無)

さらにはこの日、田中選手は3ポイントシュートを8本中7本決めるという、もうテレビゲームの世界!

三井寿か、神宗一郎か?の世界

更には2ポイントシュート5本やフリースローも含めてこの試合32得点! バリバリのスコアラー!バケモノやん!

と友人と会話する、そこに更なる追撃

『友人:彼、僕らと同じ年やから』「私:…..( ꒪Д꒪)?は」

田中=バケモノ の構図が完成しました。笑

もう、田中選手の姿、形、甘いマスク、シンジラレナーイ!状態です。

そこで撮影仕切れなかった自分への悔しさと、バスケの面白さ、今まで見てきたスポーツ観戦の中でも初めてまともに衝撃を受ける経験をしたことから、この後のスゥープスの試合を全て見に行って撮影の練習をしよう!と思い立つわけですが、初観戦したのがもうシーズン最後半戦、すぐシーズン終わっちゃったんです。笑

その後はもう必死です。何でもいいどこでもいい、とにかくバスケを撮りたい、情報を漁りまくり撮影場所を求めたわけです。

長くなりますので中編はこれくらいに。

次回後編にて、最終どんな出来事が私に独立する決断をさせてくれたのか。

について語ります。また次回もお付き合いください。

ではまた。

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